エメラルドの宝石言葉とは？その意味や効果、おすすめジュエリーまでご紹介

エメラルドは、鮮やかなグリーンが印象的な宝石です。神秘的な輝きは、古くから多くの人々の心を捉えてきました。諸説ありますが、エメラルドの語源は様々に変化してきた歴史があり、ラテン語「スマラグドス（Smaragdus）」からギリシャ語、ペルシャ語と変化し、現在の「エメラルド（Emerald）」となったといわれています。

日本でも貴重な石として知られており、和名は「緑柱石（りょくちゅうせき）」「翠玉（すいぎょく）」「翠緑玉（すいりょくぎょく）」です。

エメラルドは、古代エジプトの頃から王家の装飾品として使用されていた宝石です。クレオパトラが愛用していたことで有名であり、古代エジプトのエメラルド鉱山がいくつか発見されています。

また、エメラルドはその美しさから、ダイヤモンドやルビー、サファイアと並んで「世界四大宝石」とされる石です。希少価値や人気も高く、普段使いのジュエリーからファインジュエリー、結婚指輪や婚約指輪まで、様々なシーンで愛用されています。

エメラルドの宝石言葉は、「幸運」「幸福」「夫婦愛」などで、愛に関する言い伝えが多い宝石です。ローマでは恋人の愛を明らかにし、裏切りがあると色が変わるといわれていました。

たくさんの言い伝えが残る宝石で、持ち主に未来を見通す力を与えると言われ、政治に関わる人の多くが身につけていたそうです。エメラルドを舌の下におくと未来を予言し真実を明らかにするのだとか。また、癒しの石としても知られ、病気を治癒すると信じられています。

日本では、結婚55周年がエメラルド婚式として知られています。エメラルド婚式は、大きな節目である結婚50周年の金婚式を経て、夫婦の絆を確認する日として大切にされています。

なお、エメラルドは5月の誕生石です。エメラルドの色は新緑を思わせ、夏の近づきを感じさせる5月にぴったりの宝石です。

エメラルドの特徴は、その緑色の美しさです。宝石内に含まれるクロムやバナジウム、鉄などの微量元素により、淡い緑色から濃い緑色まで、同じ緑色でも幅広い色合いがあります。特に、透明度の高い宝石の価値が高く、色が濃く鮮やかで、他の色が入っていない（純色）グリーンである点も評価を分ける要素です。

天然の宝石のほとんどがインクルージョン（内包物）を含んでおり、特にエメラルドもインクルージョンが多い宝石として知られています。透明度が高いエメラルドほど高価である点は事実ですが、インクルージョンが入っていない天然エメラルドはほぼ存在しないため、美しさや強度をよほど損なわない限り、神経質になりすぎないほうが良いでしょう。

エメラルドは、鉱物的に見るとベリル（緑柱石）の一種です。ベリルは結晶が柱状に成長する宝石で、ベリルのなかでもクロムを含み緑色をした石がエメラルドと呼ばれています。

時代を超えて愛されてきたエメラルドには、人々から様々なパワーがあるとされています。

また、緑色は色彩的に見ても、精神的なストレスや疲労を緩和させる作用がある色です。そのため、エメラルドのグリーンは、心を落ち着かせるヒーリング効果もあるとされています。

また、エメラルドは物を見えやすくする力があるとされています。

ポジティブな宝石言葉と言い伝えを持つエメラルドは、日々を前向きに過ごしたい方におすすめのジュエリーです。以下では、エメラルドを用いたジュエリーを紹介します。

若葉の色を連想させるエメラルドは、見る人に柔らかな印象を与える宝石です。ネックレスとして胸元に添えると、エレガントな雰囲気を演出してくれます。プラチナやホワイトゴールドなどホワイト系の台座と組み合わせると、涼しげな印象を醸し出します。エメラルドをお守りとして身につけたい場合、胸元に置くネックレスは適したジュエリーです。

エメラルドは、普段使いにもおすすめです。デニムパンツに白いシャツのカジュアルなコーディネートに合わせれば、上品な緑色がアクセントを加えてくれます。落ち着いた色味のため、カラットの小さいタイプを選択すれば、ビジネスシーンでも派手になりすぎない点がメリットです。

かつてはクレオパトラも愛したといわれるエメラルドは、リングでも人気のジュエリーです。

エメラルドは「癒し」や「リラックス」を感じる美しさがあり、手元に着けると、ふとした瞬間に癒されることでしょう。ダイヤモンドと合わせるとゴージャスでエレガントな印象になります。ホワイトカラーの地金のリングを選ぶと、知的で凛とした印象を演出できます。

エメラルドのリングは、中石の色味、地金の素材、デザインで印象が変わります。使用するシーンにあわせた選択をすると良いでしょう。

爽やかなエメラルドの緑色は、普段使いにも最適です。小粒なサイズはカジュアルなコーディネートやフォーマルなシーンにも適しています。女子会やパーティーなどの華やかな場には、凝ったデザインの台座や大ぶりなサイズがおすすめです。

エメラルドはデリケートな宝石であるので、取扱には注意しましょう。

エメラルドのモース硬度（宝石同士で引っかいた時の傷のつきやすさ）は7.5～8と高めですが靭性（衝撃への強さ）が低い宝石です。日々のお手入れでは、着用後に柔らかい布で優しく拭いてあげましょう。

エメラルドは、結晶の性質上、衝撃に弱いです。ジュエリーとして身につける際は、強い衝撃を加えないように注意してください。家事やスポーツをする場合は、事前に外すと良いでしょう。

エメラルドをセルフクリーニングする時は、ぬるま湯に石鹸を溶かして、歯ブラシや筆などで優しく磨きましょう。クリーニングした後は流水で洗い流し、乾いた柔らかい布で水分をしっかりと拭き取ってください。

なお、エメラルドの多くは、フラクチャー（宝石内部の傷やひび割れ）対策として透明剤の含侵処理がなされています。超音波洗浄や熱湯、スチームクリーナーやアルコールでの洗浄は、オイルや未硬化樹脂に影響を与える可能性があるため、使用は避けましょう。

エメラルドをはじめ、ジュエリーを探すならぜひ「TOKYO JEWELRY FES（TJFES）」にご来場ください。

TJFESは、多彩なジュエリーや素材が集まる大規模なジュエリーの祭典です。様々なメーカーの商品が展示される「ジュエリーFES」、オリジナルのジュエリーが集う「クリエイターFES」、世界中の素材が出展される「ミネラル&ストーンFES」の3つのFESに、多数のジュエリーや素材が展示されます。

TJFESは、幅広いデザインや価格帯のジュエリーを直接ご自身で触れられる点が特徴です。普段使いから一生ものまで、ほしいジュエリーが見つかります。「結婚指輪にこだわりたい」「自分だけのオリジナルジュエリーを購入したい」など、ジュエリーに興味のある方のニーズを叶える展示会です。

なお、TJFESではオリジナルジュエリーの作成や彫金をはじめとする各種ワークショップ、特別展示企画、日本ジュエリーベストドレッサー賞の表彰式などの各種イベントも開催されます。ジュエリーを見ながら、会場で楽しみたい方にもおすすめです。

TJFESのスケジュールは次のとおりです。

エメラルドを含め、自分だけのジュエリーをお探しの方は、ぜひTJFESへの来場をご検討ください。TJFESの詳細は、以下のリンクよりご確認いただけます。

「TOKYO JEWELRY FES」の詳細はこちら