ピアスを開ける位置の決め方を解説!おすすめの場所とその意味、開け方までご紹介
初めてピアスを開ける時、どこに開けるべきか悩む方も多いでしょう。
この記事では、ピアスを開ける定番の位置と名称、ピアスの位置や数が持つ意味、開け方の手順を紹介します。どこにピアスを開けるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
・目次
ピアスは好きな位置に開けてOK!
初めてピアスを開ける時、「決まった位置はあるの?」と疑問に感じることもあるでしょう。
ピアスを開ける位置には特にルールはなく、好きな場所に開けて問題ありません。
ただし、複数のピアスを開ける場合はバランスを考えて開けることをおすすめします。ピアスホールが近すぎると、ピアス同士がぶつかることがあるので気をつけてください。
ピアスの定番の位置と名称
ピアスは開ける位置ごとに名称が決められています。ここでは、ピアスを開ける定番の位置と名称をご紹介します。
イヤーロブ(耳たぶ)
耳たぶに着けるピアスのことを「イヤーロブ」といいます。イヤーロブはピアスを開ける位置のなかでもメジャーな位置とされており、初めてのピアスでイヤーロブを選ぶ方も多いです。
また、イヤーロブはピアスの穴を開ける時の痛みが比較的少なく、初めての方でも開けやすいといわれています。「痛みに不安がある」「最初なので無難な位置に開けたい」という方におすすめの位置です。
ヘリックス(軟骨)
へリックスは耳の上部、外側の軟骨部分に開けるピアスのことです。開けられる範囲が広く失敗しにくいことから、ピアス初心者の方から人気を集めています。
また、へリックスは目立ちやすいのも特徴のひとつです。主張が強めのおしゃれを楽しみたい方には、ぴったりの位置だといえます。
ただし、ピアスに髪の毛が引っかかりやすい点には注意が必要です。
トラガス(顔側の軟骨)
トラガスは、耳の顔側の軟骨部分に開けるピアスのことです。ピアスの位置が顔に近い分、存在感を出しやすく、顔周りの華やかさを手軽にアップできます。
簡単に華やかさを演出できるという点ではピアス初心者の方におすすめですが、開けられる範囲が狭いので注意してください。上手に開けられるか心配な場合は、病院やピアススタジオで開けることをおすすめします。
ピアスの位置や数の意味
ピアスを開ける位置や数に迷った場合は、位置と数に込められた意味を参考にするのもおすすめです。どの場所にピアスを着けるのか、いくつ着けるのかによって、ピアスの意味は変わってきます。
ここでは、ピアスの位置や数が示す意味をご紹介します。
ピアスの位置に込められた意味
ピアスは、左右のどちらに着けるかで以下のように意味が変わってきます。
- 左耳に着けたピアスの意味:守る人、勇気、誇り
- 右耳に着けたピアスの意味:守られる人、優しさ、運命
ピアスの位置に込められた意味は、中世ヨーロッパの風習に由来していると考えられています。左耳のピアスは男性らしさを、右耳のピアスは女性らしさを象徴するとされています。
当時の男性は右手に持った剣で左側の女性を守っていたことから、「男性が女性を守る」という意味を込めて左耳にピアスを着けていたそうです。女性は男性から受け取ったピアスを反対側の右耳に着けていたといわれています。
ピアスの数に込められた意味
ピアスを着ける数には、国によって異なる意味があります。
日本では1や3などの奇数が縁起の良い数字とされており、「アクセサリーの数を奇数にする=運気が上がる」という考えから、ピアスの数を奇数にしている方もいるようです。一方で、海外では偶数が縁起の良い数字とされています。
このようにピアスを開ける位置や数にはそれぞれ違った意味が込められていますが、自由におしゃれを楽しむことが当たり前になっている現代では、あまり気にされなくなっています。
ピアスの意味はあくまで参考程度に留め、ご自身の好みやスタイルに合わせて開けると良いでしょう。
初めてのピアスはどの位置がおすすめ?
先述したようにピアスを開ける位置は自由ですが、自由度が高いとどこに開けるか悩んでしまうこともあるでしょう。ピアスの位置をなかなか決められない場合は、イヤーロブから開けてみることをおすすめします。
スタンダードな位置であるイヤーロブは参考になるコーディネート例が多く、初心者の方でもピアスを活かしたおしゃれを楽しみやすいです。
また、ピアスを開ける際は痛みに対する恐怖心を少なからず抱いてしまうものですが、開ける時の痛みが比較的少ないイヤーロブなら安心して開けられます。
イヤーロブのピアスは下端から少し離して開けるのがコツ
イヤーロブのピアスは、耳の下端から少し離すように意識して開けます。具体的には、耳の下端から5〜8mm離れた位置に開けると良いでしょう。ピアスを開ける位置が下端に近すぎると、ピアスの重みでピアスホールが下まで裂けてしまう可能性があるためです。
ただし、ピアスの位置が上に寄りすぎても良くありません。ピアスホールが上に寄っていると、リングの形状をしたフープピアスを着けにくくなってしまいます。
理想的な位置に開けられるか心配な方は、着けるピアスを事前に購入しておくと安心です。購入したピアスを耳に実際に着けるようにして当ててみると、ピアスホールのベストな位置を把握しやすくなります。
ピアスの位置が決まったら開けてみよう!開け方の手順を紹介
ピアスは病院やピアススタジオで開けられるほか、自分で開けることもできます。自分で開ける場合は、ピアッサーかニードルを使って開けるのが一般的です。ここでは、ピアスを自分で開ける時の具体的な手順をご紹介します。
ピアッサーで開ける場合
ピアッサーで開ける場合は、ピアッサー本体と印をつけるためのマーキングペン、ピアスホールが安定するまで耳に着けるファーストピアス、消毒液を用意してください。なお、ファーストピアスはピアッサー本体に付属しているケースが多いです。
準備が整ったら、以下の手順に沿ってピアスを開けます。
- 手と耳たぶを石鹸で洗ってから消毒する
- ピアスを開けたい位置にマーキングペンで印をつける
- 手の位置を安定させてからピアッサーを持つ
- マーキングペンで印をつけた位置をピアッサーで挟む
- ピアッサーを強く握り締めて貫通させる
- ピアスが貫通していることを確認し、ピアッサーをゆっくり取り外す
ピアッサーを貫通させる際は、手に力を込めて一気に押し切るようにしましょう。途中で力を緩めたり最後まで押し切れなかったりするとピアッサーが貫通せず、やり直しになってしまうので注意してください。
使用後のピアッサーは、自治体指定の分別方法で適切に処分しましょう。
ニードルで開ける場合
ニードルでピアスを開ける場合は、ニードル本体とマーキングペン、消しゴム、ファーストピアス、チューブタイプの軟膏、消毒液を用意します。感染症を防ぐため、ニードルは必ず滅菌されたものを使用し、再利用はしないでください。
開け方の手順は次のとおりです。
- 手と耳たぶを石鹸で洗ってから消毒する
- ピアスを開けたい位置にマーキングペンで印をつける
- ニードルを軟膏のチューブに入れて外側・内側に軟膏を塗る
- マーキングペンで印をつけた位置の裏側に消しゴムを当てて、表側からニードルを刺す
- ニードルの末端にファーストピアスを当て、ニードルとピアスが離れないようにしながら奥に押し込んでいく
- ファーストピアスにキャッチをはめる
ニードルは角度を細かく調整しやすく、仕上がりが綺麗になりやすい点がメリットです。ただし、ピアッサーに比べると取り扱いがやや難しいため、慣れないうちはピアッサーで開けると良いかもしれません。
使用後のニードルは、箱に入れる、粘着物で固定するなどしたうえで、自治体指定の分別方法で適切に処分しましょう。
ピアスを開けたあとのケア方法
ピアスを開けたあとは、ピアスホールを安定させるためにも耳周りを清潔に保つことが大切です。
耳周りを清潔に保つためのケアはお風呂で行います。入浴時に刺激の少ない石鹸などを使い、ピアスには触れないように気をつけながら洗浄しましょう。
また、ピアスホールが安定するまでは、耳周りにあまり触れないようにしてください。指についた雑菌が入ってしまい、炎症を起こす可能性があります。
なお、ピアスホールが安定するまでには、早くても3ヶ月かかるといわれています。安定するまでの期間中はこまめにケアを行いましょう。
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【監修者】
杉 兼太朗
2010年にリユース事業を行うラウンジデザイナーズ株式会社を設立。店頭・宅配での買取販売・精錬分割加工等を通じ全国へ展開、当時業界タブーとされていた金やプラチナ、ダイヤモンドの買取相場価格をウェブサイト上へ開示する等リユース業界を牽引。自身も査定人として現場で働く傍ら、本ウェブサイトの執筆・監修、動画配信を通じて自ら発信し続けている。
GIA(米国宝石学会)Diamond Grading Lab Class修了
CGL(中央宝石研究所)宝石学セミナー 宝石鑑別コース修了
JJA(一般社団法人日本ジュエリー協会)ジュエリーコーディネーター 2級・3級