男性の左耳にピアスをつける意味とは?種類や選び方、注意点も解説
近年、ピアスをスタイリングに取り入れる男性が増えていますが、「ピアスをつける耳で何か意味はあるのだろうか」と疑問を感じる方もいるかもしれません。ピアスには様々なつけ方があり、左右で意味を持つという考えもあります。
この記事では、男性の左耳にピアスをつける意味を解説します。
男性の定番のピアスの種類、ピアスを選ぶ時のポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
・目次
男性の左耳にピアスをつける意味とは
左耳のピアスは、一般的に以下のような意味があるといわれています。
- 守るべき存在がいる
- 勇敢さ
上記の意味は、中世ヨーロッパの風習に由来しています。中世ヨーロッパでは、男性は女性を守るべき存在として考えられていました。移動する時は、男性が右手に武器を持ち、女性の右側に立って外敵から身を守っていたのだそうです。
こういった背景から、左耳のピアスは、守るべき存在を象徴する意味合いが込められているとされています。
男性の右耳にピアスをつける意味とは
男性の左耳につけるピアスが「守るべき存在」や「勇敢さ」を象徴する一方、右耳のピアスは以下の意味があるといわれています。
- 守ってくれる存在がいる
- 優しさ
上記の意味を女性らしいと捉える人もいますが、意味に囚われすぎず、ファッションとして楽しむと良いでしょう。
男性は左耳にピアスをつけるべき?
近年、ピアスは左耳、右耳、両耳など様々な楽しみ方がされており、特にルールはありません。男性向けのピアスは、シンプルな商品から凝ったデザインの商品まで、幅広い種類が販売されています。その時の気分や好みのファッションにあわせて、自由におしゃれを楽しみましょう。
男性が耳につけるピアスの種類
男性向けのピアスの種類は数多く提供されていますが、なかでも定番のピアスがスタッドピアスです。その他、フープピアスやドロップピアスなど、形状やデザインが異なるピアスも販売されています。以下では、各ピアスの特徴を紹介します。
スタッドピアス(キャッチ式ピアス)
スタッドピアスは、耳に通す部分(ポスト)が真っすぐな形状をしており、そのポストを耳の後ろの留め具(キャッチ)で固定するタイプです。
スタッドピアスは、比較的簡単にピアスを着脱できる点が特徴です。キャッチでしっかりと固定されるため、引っかかりが少なく、取り扱いがしやすいです。一般的なタイプのピアスであり、様々なデザインの商品から選べる点もメリットです。
フープピアス
フープピアスは、リング状になっているピアスです。
シンプルなリングデザインの他、楕円形やふたつの輪があるダブルフープなど様々な形状のものが販売されています。様々なサイズがあるため、自分の耳に合わせたサイズを選ぶことができるのも魅力です。キャッチがフープと一体になっているタイプは、キャッチがついていない分、耳の裏がすっきりとします。
G型ピアス
G型ピアスは、名称のとおり、見た目がアルファベットの「G」のように見えるタイプのピアスです。
G型ピアスは、形状がフープピアスのようなリング状の外観ですが、ポスト部分はスタッドピアスと同様に真っすぐな形をしています。キャッチでしっかりと固定されるため、ピアスが落ちる心配が少ないタイプです。フープピアスと比較すると小さめで、主張しすぎないサイズ感の商品が多く販売されています。
ドロップピアス
ドロップピアスは下にぶらさがるタイプのピアスです。男性向けの商品はフープピアスにチャームがつけられていることが多く、身体の動きにあわせて印象的な動きをします。アイドルや芸能人が着用しており、日本でも近年トレンドのピアスです。
ビーズ状やチェーン状などの様々なデザインのチャームがあり、バリエーションを楽しめます。
男性のピアスの選び方
ご自身に合うピアスを選ぶには、いくつかのポイントを抑えると良いです。以下では、男性のピアスの選び方を解説します。
素材で選ぶ
ピアスは、素材によって見る人に与える印象や使用感、耐久性が異なります。また、ピアスでよく使用される素材により金属アレルギーを引き起こす可能性がある点には注意が必要です。
ピアスでよく使用される素材とその特徴は以下のとおりです。
素材の名称 |
特徴 |
プラチナ |
・白銀色の高級感あふれる輝きが特徴 ・耐久性が高く、摩擦にも強い |
ゴールド |
・ピアスの定番の素材で、ホワイトゴールドやイエローゴールド、ピンクゴールドなどの種類がある ・変色や変質が起こりにくく、錆びにくい素材 |
シルバー |
・銀色の輝きによるクールさ、スタイリッシュさが特徴 ・加工しやすい素材であるが、黒ずみやすい側面がある ・ロジウムメッキ加工が行われているものもある |
サージカルステンレス |
・プラチナやシルバーと似た色味を持つ ・耐久性が高く、金属アレルギーが起きにくい |
チタン |
・ステンレスよりも軽く、高い耐久性が特徴 ・多彩な色に発色するが、長年使うと色落ちすることもある |
樹脂 |
・ポリプロピレンやフッ素樹脂で作られており、目立ちにくく「シークレットピアス」としても人気。 ・軽く、金属アレルギーが起きない特徴を持つ |
素材の名称 |
特徴 |
プラチナ |
・白銀色の高級感あふれる輝きが特徴 ・耐久性が高く、摩擦にも強い |
ゴールド |
・ピアスの定番の素材で、ホワイトゴールドやイエローゴールド、ピンクゴールドなどの種類がある ・変色や変質が起こりにくく、錆びにくい素材 |
シルバー |
・銀色の輝きによるクールさ、スタイリッシュさが特徴 ・加工しやすい素材であるが、黒ずみやすい側面がある ・ロジウムメッキ加工が行われているものもある |
サージカルステンレス |
・プラチナやシルバーと似た色味を持つ ・耐久性が高く、金属アレルギーが起きにくい |
チタン |
・ステンレスよりも軽く、高い耐久性が特徴 ・多彩な色に発色するが、長年使うと色落ちすることもある |
樹脂 |
・ポリプロピレンやフッ素樹脂で作られており、目立ちにくく「シークレットピアス」としても人気。 ・軽く、金属アレルギーが起きない特徴を持つ |
シルバーなどの銀色系の素材は、スタイリッシュで洗練された印象が特徴です。プラチナは上品でフォーマルなスタイルと相性がよく、イエローゴールドなどの金色系の素材はインパクトがありアクセントにもぴったりです。
なお、ピアスはデリケートなピアスホールに金属製のポストを通すため、金属アレルギーに注意しましょう。
亜鉛、ニッケル、銅などは金属アレルギーを引き起こしやすい素材として知られています。一方、金属アレルギーを引き起こしにくい素材には、樹脂やサージカルステンレス、チタン、プラチナ、ゴールド、シルバーなどが挙げられます。
金属アレルギーが引き起こされるかどうかには、個人差があります。ピアスをつけた部分が赤くなる、腫れるなどの症状が起きた時は、ピアスの着用を一定期間避けましょう。症状がひどい場合や不安なことがあれば医師に相談してください。
耳につける位置で選ぶ
ピアスは、通常、耳の各部分にホール(穴)を開けて着用します。ホールを開ける位置は複数ありますが、代表的な位置は以下のとおりです。
耳につける位置 |
特徴 |
イヤーロブ(耳たぶ) |
・ピアスの着用場所としてスタンダードな部分 ・つけられるピアスの種類やデザインが多い |
ヘリックス |
・耳の上部にある折れ曲がった形をした軟骨の部分 ・ストレートバーベルが選ばれやすい |
トラガス |
・耳の穴の前方にある三角状の形をした軟骨の部分 ・面積が狭いため、小さめでシンプルな種類のピアスが選ばれやすい |
耳につける位置 |
特徴 |
イヤーロブ(耳たぶ) |
・ピアスの着用場所としてスタンダードな部分 ・つけられるピアスの種類やデザインが多い |
ヘリックス |
・耳の上部にある折れ曲がった形をした軟骨の部分 ・ストレートバーベルが選ばれやすい |
トラガス |
・耳の穴の前方にある三角状の形をした軟骨の部分 ・面積が狭いため、小さめでシンプルな種類のピアスが選ばれやすい |
例えば、イヤーロブは、スタッドピアスやフープピアスなどの様々な種類の着用に向いています。ファーストピアスにもおすすめの位置です。ヘリックスやトラガスは、ピアスを目立たせたい時に適しています。軟骨のホールは開けてから安定するまで時間がかかるため、安定するまでは耳に負担をかけないようにしましょう。
デザインやモチーフで選ぶ
シンプルなデザインやブランドロゴのみのピアスは、普段使いからカジュアルな服装、フォーマルなシーンまで幅広く使いやすいデザインです。さりげなく耳元におしゃれな印象を演出してくれます。
スカルやクロスなどのモチーフをかたどったデザインはカジュアルに自分らしさを表現してくれます。各ブランドからはコンセプトを持ったピアスが販売されているので、なりたいイメージやファッションにあわせて、適したデザインやモチーフを選びましょう。
TJFESで自分に合ったおしゃれなピアスを探そう
ピアスは、ご自身らしいスタイリングを行う時に役立つジュエリーです。ピアス選びで悩んでいるなら、ぜひ「TOKYO JEWELRY FES(TJFES)」をご活用ください。
TJFESは、ジュエリーFES、クリエイターFES、ミネラル&ストーンFESの3つのFESで構成されるジュエリーの展示会です。
多くのメーカーやジュエリーショップ、クリエイターが作成したピアスに、ひとつの会場で触れられます。幅広いデザイン・価格帯のピアスを選べる点もメリットです。一生ものから普段使いまで、ご自身に合ったおしゃれなピアスを探したい方におすすめの展示会です。
TJFESの開催場所と日程は以下のとおりです。
開催場所 |
日程 |
東京ビッグサイト 西展示棟3・4ホール |
2025年8月1日(金)~3日(日) |
TJFESの詳細は、以下のリンクよりご確認いただけます。
【監修者】
長村由起子
【プロフィール】
ジュエリー専門ライター・編集者
ジャパンジュエリービジネススクールを卒業後、神戸のカラーストーン卸会社に8年間勤める。
その間、店舗・催事販売、リフォーム、仕入れ、買取業務、自社ブランドの立ち上げ、社員研修講師役まで様々な業務に従事。
現在はジュエリー専門ライター・編集者として活動中。国内外のジュエリー会社のコーポレートサイトやブログを執筆・編集しています。
個人ホームページ「ジュエリーのプロが教える宝石のいろは」https://japan-jeweler.com/
【取得資格】
JBS宝石ジュエリー鑑別鑑定士( JBS Graduated Jeweler)
ジュエリーコーディネーター2級
ジュエリーリモデルカウンセラー2級
博物館学芸員