オパールの石言葉や効果を紹介!10月の誕生石の特徴や宝石の種類も解説
虹色の輝きが魅力的なオパールは、10月の誕生石のひとつです。「歓喜」や「幸運」などのポジティブな石言葉を持っており、前向きに物事を捉えられるようにサポートしてくれるパワーストーンとしても注目されています。
この記事では、オパールの特徴や石言葉、効果、種類を詳しく解説します。
・目次
10月の誕生石オパールとは
10月の誕生石であるオパールは、地色の中に七色の光がチラチラと輝く「遊色効果」を持っているのが特徴です。角度を変えると、赤やオレンジ、緑、青など様々な色が浮かび上がり、光が遊んでいるように見えます。
遊色効果がもたらす幻想的な美しさから、古代ローマでは「最上の石」と呼ばれ上層階級に愛好されていました。
また、19世紀のイギリスの女王・ヴィクトリア女王が愛した石としても有名で、よくオパールのジュエリーを身につけていたといわれています。オパールは、現在も世界中で愛されています。
なお、オパールで有名な産地は、オーストラリア、メキシコやペルー、ブラジル、エチオピアなどです。なかでも、オーストラリアで採掘されるブラックオパールは希少性が高く、高価といわれています。
オパールの石言葉
オパールの石言葉は、「歓喜」「幸運」「純真無垢」などです。オパールはその幻想的な見た目から特別な力を持つ宝石だといわれており、石言葉にもポジティブなものが多い傾向にあります。
また、古代ローマではオパールは「愛」と「希望」の象徴とされ、当時の学者プリニウスは「ルビー、エメラルド、トパーズ、サファイア、アメシストそれぞれの色が、石の中で結合しているようだ」と表現しています。
オパールの効果
オパールは、世界的にスピリチュアルな逸話や伝説が残っています。以下では、オパールのエネルギーを感じるエピソードをご紹介します。
病気から守る
古代ギリシャ人は、オパールは持っている人に神からの預言を授け、病気から守る力があると信じていたそうです。
未来に対する不安がある時は、見につけているオパールが勇気を与えてくれるかもしれません。
天から降る宝石
虹をギュッとまとめたようなオパールは、自然の現象と関連づけられることがありました。
アラビアの伝説ではオパールは雷を含んでおり、雷雨の際に空から降ってくるといわれていました。
幸運の宝石・不幸の宝石
一時期「オパールを持つと不幸になる」という噂が広まったことがあり、今でもそのイメージを持っている人がいます。
実は、この迷信は1800年に流行した小説に由来しており、過去の伝説から伝えられたものではありません。むしろ、オパールは多くの国で「幸運をもたらすパワーのある石」といわれています。
オパールの種類
オパールは乳白色のホワイトオパールが代表的です。しかし、他にもいくつか種類があることはご存知でしょうか。
オパールは大きく分けて虹色に輝く遊色効果を持つ「プレシャスオパール」、遊色効果を持たない「コモンオパール」の2種類があります。これらに属するオパールは個性や特徴ごとに種類が細かく枝分けされています。
以下では、オパールの種類をプレシャスオパールとコモンオパールに分けて紹介します。
プレシャスオパール
プレシャスオパールは、おなじみの乳白色のホワイトオパールの他にもいくつか種類があります。
ブラックオパール
ブラックオパールは、地色が黒・グレーで遊色効果がより鮮やかに見える特徴を持つオパールです。数あるオパールのなかで、最も希少性が高く高価なオパールだといわれています。
深い地色から花火のように浮かび上がる遊色効果はとても神秘的で、コレクターも多く、世界中にファンがいます。
ウォーターオパール
ウォーターオパールは、地色が無色透明のオパールです。
ベースは無色透明ですが、遊色効果によってレッドやオレンジ、ブルーなどの様々な色が宝石の中にあらわれます。また、別名「クリスタルオパール」「ジェリーオパール」ともいいます。
色とりどりの遊色効果が出るものは稀で、高品質なものは華やかで清々しい美しさを持っています。
ファイヤーオパール
ファイヤーオパールは、赤、オレンジ、黄色の燃えるような色味が特徴のオパールです。遊色効果だけでなく地色の美しさも魅力で、インパクトがあります。
一番有名な産地はメキシコで、特にケレタロ州は美しいファイヤーオパールが取れる場所として知られ、観光地となっているそうです。
コモンオパール
遊色効果がなく宝石本来の地色を楽しめるコモンオパールは、プレシャスオパールとは全く異なる可愛らしさがあります。以下でコモンオパールに分類されるオパールの種類を紹介します。
ピンクオパール
ピンクオパールは淡い桃色・濃いピンク色が特徴的なオパールです。不透明、または半透明の見た目をしており、単色で透明に近いほど価値が高いとされています。
有名ブランドが扱っていることもあり、コモンオパールの中では有名な種類なのではないでしょうか。
ブルーオパール
ブルーオパールは、その名のとおりブルーの色味が特徴のオパールです。ブルーと一口にいっても色合いは宝石ごとに微妙に異なり、パステルブルーからスカイブルーまで幅広い色調のブルーオパールがあります。
その中で透明度が高く色が鮮やかなものが評価されている傾向にあります。
ハイアライトオパール
ハイアライトオパールは極めて希少性の高いオパールです。淡いブルーやグリーンの色をベースとしており、ブラックライトを当てると華やかなネオンカラーに発色します。
さらに希少な青色のブルーハイライトオパールも注目されています。
オパールの石言葉を活かすおすすめジュエリー
不思議な美しさと様々なパワーを感じさせるオパールは、ジュエリーとして普段から身につけるのもおすすめです。以下では、オパールのおすすめジュエリーを紹介します。
ネックレス
オパールは硬度5.5〜6.5と低く、衝撃に弱い宝石です。そのため、安全に身につけるならネックレスとして身につけるのがおすすめです。動くたびに胸元で揺れるネックレスなら、オパールの虹色の輝きを存分に楽しめます。
ネックレスは元々お守りとしての意味合いが強いジュエリーです。「幸運」や「希望」など、オパールのポジティブな石言葉を思い出しながらお守りのように身につけるのも良いでしょう。
リング
やわらかでフェミニンな雰囲気を持つオパールはリングにもおすすめです。シンプルなデザインのリングはオパールの石言葉「純真無垢」に繋がるような、ピュアでフレッシュな印象を手元に与えてくれます。
また、コーディネートの邪魔にならず、自然とファッションに溶け込むでしょう。ゴージャスなデザインであれば、特別なイベントに相応しい高級感が出ます。利き手と反対の手につけることで、ぶつける心配が少なくなります。
ピアス
角度によって色が変化するオパールの遊色効果は、耳元を彩るピアスでも活かせます。オパールのピアスには様々なデザインがありますが、少し個性的なデザインに挑戦しても良いかもしれません。
オパールのお手入れ方法
オパールの日常的なお手入れは、つけ外しした時に柔らかな布で拭くのがおすすめです。より綺麗にしたい時には、ぬるま湯の石鹸水を使って行います。ぬるま湯の石鹸水につけた状態で、歯ブラシを使い、汚れを落としていきましょう。
なお、ジュエリーのお手入れ方法としては振動で汚れを落とせる超音波洗浄機を使った方法もポピュラーですが、オパールのジュエリーには超音波洗浄機を使わないようにしてください。
オパールは硬度が5.5~6.5とやわらかく、振動を与えると割れてしまう可能性があります。大切なジュエリーを傷つけないためにも、お手入れの際は毛先がやわらかい歯ブラシを使うことをおすすめします。
また、オパールは乾燥に弱い宝石です。そのため、直射日光や冷暖房器具の影響を受けにくい場所で保管しましょう。
TJFESで自分に合うとっておきのオパールジュエリーを探そう
オパールのジュエリーを探している方は、「TOKYO JEWELRY FES(TJFES)」にぜひご来場ください。
TJFESは大規模なジュエリーの展示会です。展示会は、「ジュエリーFES」「クリエイターFES」「ミネラル&ストーンFES」の3つのFESで構成されています。
ジュエリーの「見たい」「買いたい」「作りたい」が叶う場所となっており、オパールのジュエリーをはじめとした様々なジュエリーの魅力に触れられます。また、各種ワークショップが開催されるため、ご自身だけのジュエリーを作りたい方にもおすすめです。
TJFESの開催場所と開催日時は以下のとおりです。
開催場所 |
日程 |
東京ビッグサイト 西展示棟3・4ホール |
2025年8月1日(金)~3日(日) |
展示会の詳細は、こちらからご確認ください。
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